摩訶不思議な夜から |
●K's day-01…………ガチャン!ガチャン! 午前2時40分頃 窓の外でガラスが割れるような音が 2回続けて聞こえた。 最初は一瞬事故か?と思った。 よく交通事故のある場所だから でも…ど~もあの独特な衝撃音とは違って 単純にガラスの割れるような軽い音だった。 気になってアコーデオンの隙間から 外を見たけれど 静寂で特に変わった様子も無い。 ってか…人っ子一人いない。 そりゃそうだ深夜の3時前だもの。 デスクに戻って再度パソコンを前に仕事を続けた。 時計が3時をまわって…でも…やっぱり外が気になる。 けっこう身近にあの衝撃音が聞こえたからだ。 ふたたび窓辺に立っててアコーデオンの隙間から外を見た。 相変わらず静寂でなにも…無い。 と思ったら…よくよく目を凝らしたら…何かが変だ。 一階に時計屋の入った細長いビルの入口の前に茶色のような破片が歩道に飛び散っていた。 おおっ! さらに目を凝らすと 観音開きのガラスドアの左がバクダンマークみたいに割れていた。 そっか!割れたのはあの衝撃音はあの入口ドアのガラスだったんだ。 最初は左側に時計屋があるから高級時計を狙った強盗か?と思ったが何か変だ! 外から叩き割ったのなら ビルの内側に破片が飛び散る筈なのだが どうやら内部から外に向かって叩き割られた感じだ だからガラスの破片が歩道に飛び知ってるんだ。 それにしても静寂だ。 入口にセキュリティ会社のステッカーが貼ってあるから 異常があれば自動的に通報されているのだろうか…… 自転車に乗った青年が自転車を降りて通り過ぎたけれど それ以外は警察が来る訳でも警備会社がくるわけでもなく ただただ…静寂だ。 どうしたものか?と考えたが 交通事故があったのに加害者も被害者もいない状況みたいだし 近辺のコンビニや通行人もタクシーもまったく指湧いていない。 とりあえず状況を見守ることにした……が いつしか極度の睡魔に襲われ寝てしまった。 ●K's day-02…………何も無かった? はっ!と目が覚めたら7時になろうとしてた。 急いで飛び起きて 髭を剃り顔を洗った。 オフィスの様々な機械を立ち上げて 会社を通常モードにした。 朝食用にマルちゃん製麺の醤油ラーメンを買って置いたが 時間的に食ってる時間が無くなってしまった。 しかたなく明太子のおにぎり一個を 冷めた濃いめのお~いお茶!で流し込んで仮朝食をすませた。 あっ! そ~~いえば? 夕べのあれはどうなったんだろう? 窓から夕べの割れたドアのビルを見たら 綺麗に掃除されてガラスの破片は見事に無くなっていた。 それでもビルは何ごとも無かったように静寂だった。 パトカーも警備会社も来た気配がない。 あれは一体なんだったんだろう? やがて午前も10頃になると時計屋のシャッターもあいて 店員が陳列ケースに時計を並べているから やっぱり時計の強盗でもなかったようだ。 あとでコンビニついでにそのドアを至近距離で見たけれど 見事にガラスは無くなっていた。 なんとも摩訶不思議な出来事だった。 ●K's day-03…………スクランブル発進! とりあえず仕事も目途がついてきて 会長も少しは安心しつつ 「明日から月曜までいないから」と言って そのまま営業に出て行った。 しかし…ほどなくして 会長の某クライアントから修正が入って呼び出しを食らった。 クライアントは東京のど真ん中で会長がいるのは たぶんわが町町田のあたりだ。 どう足掻いても会長は行けない。 「悪いけど頼む」ってことでまたもや昼飯を抜いて 片道30分もかけて(東京なのに交通の便が悪かった)歩いていった。 クライアントの入ってるビルは 恐ろしく超インテリジェントな高級高層ビルディングで エントランスからなにからなにまで映画かドラマに出てくるようなビルで参った。 先鋒はサマースーツ姿の4人で 僕は黒いジーンズに夏の毛玉付きのシャツという場違いなかっこ。 けれども行く前はドキドキ緊張もしたけど 案外初めて会う4人に全然緊張しなかった。 そして打合せも30程で終わって 東京のど真ん中を三菱地所を見ながら再び歩いて帰ってきた。 曇って風が吹いてたから良かったようなものの 晴れてたら今頃東京駅の前あたりで倒れていたかもしれない。 そういえば東京国際フォーラムの広場には ティーンな女の子ばかりで埋め尽くされていた。 だれかアイドルのコンサートでもあるんだろうか? ●K's day-04…………疲労困憊 会社に帰ってきてから メシに行ったのだか 往復1時間も歩いたことと今頃になって スクランブル発進の疲れが出て胃の調子がおかしかった。 なので…遅い昼飯はなか卯の山わさびそば(ざるそば)にした。 そして 残ってた仕事をある程度までやってから 8時前に会社を出て駅へと向かったんだ。 家に帰って晩酌のつきだしはツブ貝だった。 金具で取りやすいように口の貝殻をある程度割っておいてくれた。 今回でツブ貝は三度目だが……美味い!実にうまい! そしてツブ貝に泡盛は絶妙だ! そのあと刺身を食べて それから…それからの記憶が無い… 真夜中目が覚めたのはクーラーのせいだった。 やっぱり今日はいつになく疲れていたんだね。 2017.8.3-木曜日 |
by 77wings
| 2017-08-04 13:13
| 風の戯言
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Comments(2)
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オレンジピール
at 2017-08-05 13:20
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梅雨が明けても天気悪し。
涼しいのはありがたいんですが、梅干しが干せません。 通販で、梅干し用の竹ざるを4枚も購入したのに使うチャンスがありません。でも、台風が通過したら一気に干すぞー。 ネットで検索したら、竹ざるの値段はピンからキリまで。 日本製は物はいいけど、すごく高くて買えません。 海外製を買いましたが、とてもやわなの。 毎年、少し恥ずかしいのですが、芝生の上に台の上にザルを置いてその上で梅を干してます。 梅のおかげで部屋が片付きません。 梅干しは好きですがあまり食べませんが、最近は味を知った人たちからのリクエストで、梅干しどころか梅酢までもらってくれる人が出来ました。 自分で食べないなら作らないほうが楽だと思いますが、これもひとつの伝統技術の継承かも。
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77wings at 2017-08-09 12:46
梅干しかぁ……
むかしは僕の実家に梅林があったんですよ 丘陵な凹凸のある梅林だったけれど 遠くに筑波山が見えて好きだったんですけど 農家なもんで僕が中学の頃に 親は梅林を潰して栗畑にしてしまいました。 栗は栗でいいんだけど やっぱり風情のある古い枝振りが好きだったんですけどね 梅干しって聞いたら 口の中が唾液でいっぱいになりました。 真っ白いご飯を梅干しだけで食いたいですねぇ |
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