氷室の華 |
『氷室の華』 篠たまき/著 朝日文庫 《from Book Date Bace》 白姫澤村に住む祖父を訪ねた小学生のユウジは、 彼の家系が氷室守だったことを知る。 しかし、氷を保管する洞窟で、氷室守に託された もう一つの役割を明かされたことから、いつしか 彼はよこしまな蒐集を始め……。 妖艶な雰囲気に包み込まれるサスペンスホラー。 《読み終えて》 う~ん… う~ん… う~ん… う~ん… う~ん… ………………わからない。 面白かったか?って言われるとそうでもないような… じゃあ~面白くないの?って言われたら… そんなことはないと思うけど…… たぶん僕に読解力が無いからだろう。 旨く言えない。 「リング」の鈴木光司さんの 推薦的メッセージが帯に書いてあったから買った訳じゃなく 100%表紙のイラストで買ったのだが 内容を見てまったく表紙を思い出す事は無く読み終えて カバーをはずして…ああ…こんな表紙だったんだな…って 思い出したくらい。 幻想的ロマンな話しかと思ったら 老人と孫の関係性とか、ある女性が彼氏を殺したらしい…とか オドロオドロしい残虐な話しで結局主人公のやりたい放題で 次々と少女たちを殺めては…あ…やめとこ。ネタバレになる。 ロリコンや幼児性愛的そして異常な性愛や性欲なかんじがあったり けっこうアブナイ性を感じるSM要素も含んでるような… なんともいえない内容だった。 ハラハラドキドキしそうでならなかったし とにかく僕にはやっぱり 読解力が無いんだろう? 読み終えても全体的に内容が中途半端で不満足で消化不良な感じ。 サクロンをジョッキで飲みたいような気分。 ただ…ラスト 殆ど関係ない所でいきなり恐ろしい行為が継承されることになり これから恐ろしい殺戮が予想される最後のページは怖かった。 この展開って「リング」と「ターミネーター」のラストのシーンを 彷彿してしまったなぁ。 ただこの本の中に出て来る 山深い悪夢の村は僕の夢の中によく出て来る ダークワールドの風景に似てるし 洞窟は僕の田舎の隣の隣の隣村の木葉下(あぽっけ)に あった金山(かなやま)の洞窟を思い出した。 とにかく…ホラーでもミステリーでも いろんな要素が入ってる気もするけれど 僕にはわかりそうで理解できないというか不満足な本だった。 あくまでも…僕にはね。 2021.4.15-木曜日~晴れ~ |
by 77wings
| 2021-04-17 04:47
| 風の本
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