蝉の啼く故に |
●K's day-01…………寒くて目が覚めた 真冬の路地裏で倒れてた。 夜掛け前の一番冷え込む時に アスファルトで凍えそうな感じになった。 向きを変えたらガタン!って音がして 目が覚めた…… 真冬の路地裏は一瞬で消えてた。 あっ!…自宅じゃん! 居間だ。 なぜか其の時に耳に鳴り響いてたのは マドンナのLike A Virginだった。 Like A Virgin……??? ってか寒い筈だ。 上半身裸だもん。おいおいおい! クーラーの風を直に受けてたし。 朦朧としながらリモコンでクーラーを消し 横に置いてあったランニングを着て再び…ねむった。 がしかし! 妙に目が覚めてしまって眠れないから せいの!っで飛び起きた。 そしてLED照明をつける。 照明の眩しさをリモコンで調整する。 この辺がLEDの凄い所だ。 壁を見た。 時計は午前4時を少しまわったところだった。 マシンのパワーキーを押して トイレに行って用をすませた。 手を洗いつつジャロジーから見た朝日は今日も綺麗だった。 居間と洗面の温度差は殆どなく過ごしやすい感じはあったけれど 若干湿気を重めに感じたので今に戻ったらクーラーを入れて 既に立ち上がったマシンの前に座ったんだ。 ●K's day-02…………オレンジビールさんと百日紅 時間が来て姫に見送られて家を出た。 村の気温は丁度いい。 オレンジビールさんの家の前の百日紅(サルスベリ)は わずか2日でさらに咲きまくって こんもりピンクの塊が凄い! そしたら オレンジビールさんの姿が窓辺に現れた。 〝おはようございます!〟 〝おはようございます!〟 〝凄い満開で綺麗ですね〟 〝ほんと凄く綺麗〟 〝じゃあ!また!^^〟 〝ども~~^^〟 そんな短い会話をジェスチャーで感じたのだが…… ほんとうに百日紅は凄かった。 そしたらバス停への桜のクランクを曲がりながら頭に浮かんだのは 東名高速は厚木ICを降りて 日向薬師へ向かうべく 玉川が左に流れる県道306を走ってると 道の左右の街路樹が百日紅だったことを思い出したんだ。 そうだ! 日向の里山に赤い彼岸花が咲き乱れる頃 あの道は百日紅の赤・白・ピンクの色とりどりに染まるんだな。 ●K's day-03…………朝からあれこれ忙しい 僕の仕事の70%は会長の仕事ばかりなので 朝の7時台から既に会長も出勤してて 人の動きはおかまいないし絡んで来るから 実にせわしなく忙しい。 そう…早朝から多忙なのだ。 多忙すぎると なんだか僕は蝉になった気分になる。 啼きたい…ではなく泣きたい蝉。 けれども泣いては居られないし泣いてはいけない。 泣くではなく啼くのだ。 それでも マジ蝉のようには啼いてばかりは居られないから サイレントは蝉となって夏を飛び回ってるような 蝉の啼く故に…バルタン星人になってるかもしれない。 そんな微妙な緊張感の中 8時を少しまわった頃に 「おはよ~ございまぁ~す^^」って マイペースで入ってくる我が社の腕白娘うららの第一声が 僕らの緊張感を和らげてくれるんだ。 ●K's day-04…………桂庵で納豆おろし 本当はあっこまと冷麺のぴょんぴょん舎に行きたかったのだが 彼女が多忙になってしまって行けなくなった。 とすると ぴょんぴょん舎はビルの11階だかだし とても一人で入るような(僕には)勇気がわいて来ない場所だ。 なので今回は諦めて つけ麺のたれ蔵に行く事にした。 でも… 其の途中に日本蕎麦の「桂庵」があって 通りすがりに覗いたら席が空いてたので速攻で座った。 で 今度来た時に食べようと思ってた夏季限定の おろし蕎麦シリーズの納豆おろし850円にした。 「おまたせしました」 目の前に置かれたプレートの上の器は 浅底の幅広丼。 これにメインの納豆(ひきわり)に蒲鉾やキュウリの千切りに サブメインの大根おろしに海苔等が乗って実に具沢山。 それに??と思ったが 小皿に薬味の長ネギの刻みと山葵 そしてぶっかけ用のつゆが乗ってる。 葱を上にかけて そしてつゆは一気に蕎麦にぶっかけて 少しづつかき混ぜながら食った! ずるずる…ちゅるちゅる…… おおお…腰のある麺に納豆のつるつるにつゆが絡んで 歯応えといい味といい絶妙だ。 最初の一口で850円は納得だ! なんでレンゲがあるのかと思ったら 食べ進めて行くうちに丼の中身が少なくなって 初めてわかった!残りの20%ほどの量を箸で掴むのは困難なのだ。 最後の一本…最後のひと粒まで ちゅるるん! はぐほぐ……ごっくん! はぁ~~~~んまい! 冷麺が納豆おろしに化けてしまったが これはこれで最高だ! 余談だが後から入って来た胡麻塩の男性(僕より上くらいかな?) がオーダーしたのが2枚盛り(二段になった特盛のもりそば)と なんと海苔おろしだったのだ。 最初は海苔おろしはサブ的な小さい小鉢かと思ったらそんな物は無い。 つまり ひとりで2枚盛りのそばと 僕が食ってお腹いっぱいになった量と同じの 海苔おろし蕎麦を食うのだ! てっきり後から友達がくるから 先に注文したのだろうと思ったがそんな気配はない。 僕は精算をしながら厨房カウンターを覗いたら まさしく2枚盛りと海苔おろし蕎麦が準備されてるところだった。 しまった! もう少し待ってみてそれを確認してから店を出るべきだった。 僕が店を出た頃に目の前に置かれた2種類の蕎麦に手を付けながら 平気な顔してあの人は食べ始めたんだろうな。 いやはや…すごい! 僕も40代くらいまでなら平気で食えたけど 今はいいとこ2枚盛りで苦しいもんね。 ●K's day-05………反響 出先の会長から電話があった。 先週今週と地方紙等に載せた 某クライアントの広告の反響が凄くって 電話対応に忙しいと嬉しい悲鳴をあげてるらしい。 それを聴いて 其の仕事に携わった時間と労力と苦労が報われた気がしたし やっぱいくら頑張っても広告の世界は反響だから これだけ反響があったと聞くと嬉しくなるしホッとした。 逆にもう一社は電話1本だけだったと 同時期に極端な反響結果に喜んでばかりも居られない。 ●K's day-06………業続Ve8.3~さてさて~ 最後のふくざわちんが帰る頃 やっとマップ用の下書きを書き終えた。 僕のマップ作業の総時間で その殆どはこのマップの下書きに費やされる。 下書きをきちんと書いて置かないと 曖昧な中途半端な出来になってしまって 二度手間三度手間になってしまうからだ。 出来上がった下書きをスキャンして マシンに取り込んだ所で下準備ができたので さてと…じゃあ! 夜食でも食いに行こうかな? オフィスのエアコンは入れっぱなしにして ガラス戸と鉄の扉も締めてロックして外へ出掛けたんだ。 2018.8.3-金曜日 |
by 77wings
| 2018-08-04 08:14
| 風の戯言
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